何度目かの美女と液体人間を見た。

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美女と液体人間(英題/The H-Man)(1958年 日本 監督/本多猪四郎(本編)円谷英二(特撮))

東宝変身人間シリーズの第一弾。三作あるシリーズで原作があるのはこれだけ。原作者は東宝所属の俳優、海上日出男さん。
液体人間が存在する理由は一応解説されるが、どこからやってきて、何故ここにいるのかは推測されるのみ。
ゾンビと同じように液体人間に捕食されるとその人も液体化する。液体化後は徐々に自我を失っていくようで、後のシリーズに登場する変身人間のように地力で変身したり、喋ったりしないし、主人公を襲う液体人間も誰かははっきりさせていない。

物語は液体人間がいなくても成立するんだけど、液体人間のアイデアが加わることで面白さが増していると思った。
元々麻薬捜査の話であって、液体人間を退治する話じゃないのだ。この点が以降の変身人間シリーズと違っている。だからタイトルが液体人間だけじゃないのだ。
何かにつけて登場するキャバレーも今となっては当時を知る資料みたいな感じで面白い。

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