何度目かの妖星ゴラスを見た。

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妖星ゴラス(英題/GORATH)(1962年 日本 監督/本多猪四郎(本編) 円谷英二(特技監督))

ディープインパクトやアルマゲドンみたいな隕石や彗星が地球に衝突するネタを高度成長期の少年誌の巻頭グラビアの内容で解決する映画。時代も国も違うので対応の仕方が全然違う。アメリカは映画好きの童貞だが、日本の場合は金持ちの子が道端で見つけたエロ本で鼻血出して朦朧としているときに考えたような内容だ。脳内補完が出来れば夢の中では、昔から日本はハリウッドなんて全く寄せ付けないセンスオブワンダーだ。でも怪獣登場は無意味だと思ったね。しかし、現実は夢の中ではなかった。今技術でそのまま再映画化すればクオリティ上がって面白く見れるというのは、そうでもなくて、時代性も大きく関わってくるんだよね。てなことで、映画という視覚に大きく依存するメディアにも拘らず、映像に関してはマリアナ海溝よりも深い優しい気持ちで光よりも速い処理速度で脳内補完して見ていただきたい。

簡単に言うとセンスオブワンダーとして大変面白いが、今となっては映像はちゃちだということです。