何度目かではない異聞 猿飛佐助を見た。

異聞 猿飛佐助(英題/Samurai Spy)(1965年 日本 監督/篠田正浩) 架空の忍者猿飛佐助をリアルに描く、2014年の今なら良くあるリメイク法だが、多分これはそういうつもりだったのだと思う。しかし、今から見る…

何度目かの七人の侍を見た。

七人の侍(1954年 日本 監督/黒澤明) クライテリオン版のBDを見たので感想。 画面のレイアウトが物語の心情を表している。この映画に限らず、レイアウトの気配りが映画的に感じることだと思う。 人物が画面の中でどこにいる…

何度目かではないのぼうの城を地上波初登場で見た。

のぼうの城(2012年 日本 監督/犬童一心 樋口真嗣) とぼけた大将が300的な劣勢で多勢に勝つ話。300は進撃、こちらは迎撃の篭城戦。甲斐姫(榮倉奈々)や酒巻靭負(成宮寛貴)などが借りてきた人みたいに見えるのは、別の…

何度目かの御用金を見た。

御用金(1969年 日本 監督/五社英雄) 御用金の横領から始まる漁民虐殺にまつわる、家老、浪人、隠密の侍達がどのように生きるかという話。 何だかTV的に感じる物語の進め方と映画的な絵作りで、重い話題を軽快に作っているよ…

何度目かの大魔神を見た。

大魔神は三作まとめて。物語の骨格が全て同じだからだ。 大魔神(1966年 日本/安田公義) 主に悪代官(本当は代官じゃないが、土地を納めている人という意味)によって虐げられる民衆の願いを、どういうわけか毎回鎮座している巨…

何度目かではない、あずみとあずみ2を見た。

あずみ(2003年 日本 監督/北村龍平) うっかり見てしまった。殺陣の時にカメラがぐるぐる回るね。そしてこれは何時からか分からないけど、寄りが多い。用心棒や座頭市など乱でもそうかな、でもあれは合戦だから違うか。80年代…

何度目かの御法度を見ていた。

御法度(1999年 日本 監督/大島渚) 新撰組のホモの話。見所はプロジェクトXのナレーションをしている人が、松田龍平さんとやらないかをやっているところ。 というのは本当だが、そんなにポイントじゃないと思う。 全体的にキ…

何度目かではない、雨あがるを見た。

雨あがる(2000年 日本 監督/小泉堯史) 平田弘史さんの描く武士の漫画はラストで殆どの武士が死に向かい、全滅するように死ぬ。この映画は結末以外は平田弘史さんの漫画のように、浪人の辛い生活とその中でも優しさや安らぎもほ…

何度目かでもない座頭市の映画を続けてみていた。

うっかり座頭市の映画を続けて見てしまったので、その中でも面白く見れたものなどを記録するのだ。五作目辺りから市が超人のように扱われていくんだけど、同時に被差別者としての扱いも酷くなっていく。 第一作目はやはり面白い。

何度目かの乱を見ていた。

乱(1985年 日本 フランス 監督/黒澤明) 三本の矢の逸話を聞いた子どもが実際に三本とも折って「違うじゃーん!」といって、大人に反発する子どもという図式をそのまま取り入れている。楓の方のキャラクターが蜘蛛巣城に登場す…

何度目かの羅生門を見ていた。

羅生門(1950年 日本 監督 黒澤明) 何度かTVで見て途中で寝ました。名作を前に寝るとは何ということだ!と思って、リバイバル上映に足を運び、頑張って最後まで起きていました。起きていましたということは見てはいないのだ。…

何度目かの座頭市物語を見た。

座頭市物語(1962年 日本 監督/三隅研次) 北野武監督の座頭市と当然比較する座頭市物語。こちらが優れているも何もこれが座頭市であり、リファレンスなのだからどうしようもない。何せ座頭市というキャラクターの発見と発明が行…