何度目かではない、雨あがるを見た。

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雨あがる(2000年 日本 監督/小泉堯史)

平田弘史さんの描く武士の漫画はラストで殆どの武士が死に向かい、全滅するように死ぬ。この映画は結末以外は平田弘史さんの漫画のように、浪人の辛い生活とその中でも優しさや安らぎもほんの少し覗かせ、作品世界は小さなものだけど、登場人物をきちんと描いていて興味深く見れた。
武士は死ぬことと見つけて閉じる平田マンガとは反対に、救われて生きて物語を締めるのが雨あがるだ。
殿様の嫌な感じと立ち止まって考えるところが良かった。演技がではなくて、キャラクター設定として。

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