何度目かのビルマの竪琴を見ていた。

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ビルマの竪琴(1985年 日本 監督/市川崑)

たしか小学生くらいに学校の体育館で授業の一環として見たような気がする。学校で強制的に見せられると嫌になるよね。嫌になる理由はいくつかあって、教師の満足する感想文を書かなければならないや、教師の事前の解説が映画を見たいと思わせるフックとして機能していない。つまり説明が下手くそなどがある。映画が好きな人じゃなったのだろうな。僕は教師ではないが、やっぱり上手く解説できていない。ここでは解説ではなく、見てどう思ったかを書き留めておくことにしてはいるものの、やっぱり解説は書けたほうがいいし、評論めいたことも出来たほうがいいと思う。

これは兵士が僧侶になる話だ。日本兵が日本に帰らずに戦地のビルマに残ってお坊さんになるのだ。それがオチだ。ハッピーエンドでもバッドエンドでもない。

それで、このお坊さんになるきっかけになる、戦死者が折り重なって山のようになっているのを発見するシーンが登場する。それを見て僧侶になることを決めるのだけど、ちょっと唐突な気がする。本当はもっと前からおぼろげながら考えていたんじゃないか。違った、僧侶にはもうなってて、日本に帰らないことを決めるのがここだ。台詞などではそういうことは登場しない。僕にはそのおぼろげながらが分からなかった。

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