まあぼんの公開制作8日目。(結)

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完成はともかく、表題を終わりとか完結とか書くのは以前から気になっていて、なんかないかなーと思って思いついたのは結び。ストリップ劇場みたいだけど千秋楽というほど大げさでもないし、そもそも芝居じゃないし。「けつ」じゃなくて「むすび」。
あ、絵は完成しました。向かって右下の白っぽい四角い何かはA3サイズです。
風水的なオーダーw、 キャラが立って、物語を想像できる、フィギュアなどの立体化の想像しやすい、何より楽しい絵に出来たかなと思います。
誰にも言わなかったけど、これまで指を咥えて見ているしかなかった他所さんのライブペイントや外で描いてるなんとかとか、そういったものへ思っていたことの回答でもあります。文句言うならお前が描けと言われる前に描きました。

広角で撮ったら迫力あるんじゃないかとか、歪がいい味出すんじゃないかと想像していたが、絵が大きすぎて全然歪みませんでした。

背景の暗雲のような感じは現地ではそんなになくて日差しはあります。それくらい現地は空が広くて絵が大きいです。12mmくらいの広角でも近くで広い絵が撮れる程度で思った効果が出ないんだよw

向かい側から見るとこんな状況です。手前の燃えた車と絵を描いたコンテナは近日中に入れ替えるそうです。

使った画材と塗料について。
ALESCO ハピオフレンズ
https://www.kanpe.co.jp/products/003/index.html
見た目が全く可愛くない一斗缶。これを選んだのは外で展示されるから。今回描いてみて分かったのは純色がないので調色が大変難しいです。売っている缶のまま塗ることが想定されているためにその時点で完成した色なのです。そもそも複数の色が混ざっている。濡れ色と乾き色の差も大きいです。この2つのために繊細な調色は困難でその理解がない前半は苦戦しました。単純に明るくしたいときは白、逆は黒を混ぜるアホみたいな方法が最短で若干看板ぽさは拭えませんが、譲っていかないとたどり着かない回答に向かって悩み続けることになります。
このペンキの利点は塗ったすぐに乾燥すること。これを理解して上から重ねていくのが絵を描くにはやりやすいと思います。それと二度塗りを使いこなることもポイントです。
パッケージには一度塗り出来るとありましたが、嘘ではないものの色によっては透けたり、筆目が残る部分は二度塗りでおおよそ解決します。白か黒を混ぜて隠蔽力を上げる手もありますね。結局二度塗りしないと思った色に近くならないんですが。
問題は色味以外で二人とも若干のアレルギーが出まして、常用するにはゴーグルや手袋など対策が必要です。
缶の色のまま塗るなら少し水を足して硬さを調整すれば塗りやすいし、いいんじゃないかな。

制作中に買い足した道具。筆も足してますが、ほぼ使い捨てとしてダイソーやセリアなどの100円均一ショップで購入。しかし、塗料が水性ペンキとはいえそこそこ質の良い毛の筆を使いべきですね。筆を変えるだけで絵の具の伸びが全然違います。
しかし、あえて質の悪い毛室の筆を使ってかすれを作ることもやりました。
写真のスプーンは何本かで100円(以降価格表示は全て税別)のプラモだと塗料の試し吹きに使われていますね。白いのは製菓用のへら。どちらも塗料を缶からすくい取るときに使います。製菓用のヘラのほうが微調整が効きます。しかしあんまりすくえないので一気に取り出すときは黒いスプーンがいいです。
まだやっておりませんが屋内で大きな絵を描くときにイベントカラーなど利用するときは今後も活用できると思います。

お玉。白は一斗缶だったので、少量取り出すときはこのお玉で作業しました。他にも薄めるために水を微調整しながら加えるときなどかなり使い勝手が良かったです。大量に絵の具を使うときは製菓用の道具が活躍しますね。もちろんDIYショップの専用工具があるのは分かっていまして、そちらも見て回っております。そちらを選択していないのは、価格と自分たちの使い付がっての両面からです。看板制作などを正業としておられる方とは描く方向性が違い、僕らはあくまでもイラストなのです。

パレットは紙コップで代用しました。これはよくあることですね。風が強くてコップが転ぶことがあったので、次回はこのペンキに限らず、カップスタンドなど作ろうかと思います。

サインを入れて完成です。絵は愛知県江南市にあるアイチレッカー江南営業所にあります。
次回はどこで描きましょうか。