編集点を作る。

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編集点を作る。皆動画を撮影し、編集することが日常的になりましたね。しかし、どこで学んだのか基本的なことがどうしたことかになっています。

その一つが編集点です。何か物理的な点があるわけではありません。編集をしやすくするために一瞬の沈黙を作ることです。沈黙とはそのままの無言だけでなく動かないことも含まれます。しかし黙っていれば、動かなければ編集点かと言えばそうでもなく、説明すれば難解になるばかりですので、ここではただ静止して無言であるとします。これがあると編集するときだけでなく、取り直しの部分を短くすることができます。
そもそもの話、人の集中力は数分しか持ちません。政治家などは60分でも120分でも話し続けることができるのですが、聞いている立場ではそんなに長く聞いていられないのです。それであれば、どこかで見做し休憩として編集点をバランスよく作ることも考えてはどうでしょうか。
編集点を作ることでその話に抑揚をつけることもできます。物語だけでなく、時間軸のあるものは凡そ三幕構成、序破急、始め中終わりです。時間軸の波を作ることにも役立つかと思います。
ということで徹子の部屋の徹子を観察しよう。
編集点は編集されることはが殆どなのでみえることはありませんが、映画だとダレ場というのがあります。どうでもいいようななんでこんなシーン(カット)があるのか謎な場面です。
こういう時にトイレいっとことか思うと思います。そこですし、その意味です。なにせ集中できる時間は短いです。時代は流れて今はテンポも上がり、絵(アニメの意味でなく、映像全般、見えるものすべてです。)の密度も高くなっています。それでも人の基本的な能力はさほど変化がないので、いかに気づかれずにダレ場を作る工夫がいるのかなと思います。
ゆっくり朗々と語り掛けるように。は、壺を売るときくらいにした方がいいですね。

ホワイトボードに専用マーカーでドローイング。

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