前に作ったって言ってたアニメ

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ここにある。http://www.zf-web.com/gifuchanorigin

まあ、色々云いたいことはあるが、愚痴は聞きたくないのだろ?
愚痴の中にも改善策があるなら、愚痴でも何でもいいと僕は思っているが、愚痴のように聞こえるものは全て拒否するならば仕方ないよね。
いいことは仕事になったこと。つまり何らかの収入があったということだ。がっぽり儲かってないぜ。猫の額にすら家を建てることにできない、雀の涙だ。同情するより金は欲しいが、まずは同情を頂きたい気分ではある。

さて、良かった事のもう一つは、上手くいかない状況を作り出す手を客観的に見れたことだ。結果として渦中に入らなければならなかったので客観的というのは完全ではない。しかし、上手くいかない状況を知っても改善することは出来なかった。何故ならば、改善するポジションにいなかったからだ。おっと愚痴になってしまいそうだ。あえて云うならば、二手先を読めるか、改善点が分かっているならそれを関わっている皆が言える状況を作ること。これでは全然解決は出来ないものの、解決する相談は出来る。

大勢で何かする時に上手くいかないのは相談すら出来ないからだ。
全員天才なら相談すら必要ないが、全員天才は天災より待っていても現れないからな。

全然アニメの話じゃないのは、これを作ったことはあんまり言っちゃいけないらしいからだ。
本当はメイキングなど書きたいが、それは僕のコンテンツでなく、クライアントのコンテンツとするべきだろう。
でも書いちゃうと、僕の担当は演出と絵コンテ、背景とサブキャラクターデザインに、選曲、アニメーションだ。言い換えるとプロデュースとメインキャラクターのデザインと作画以外は全部だ。作画はしていないがメインキャラクターのアニメーションも担当している。
どうやったかと云うとパーツごとに作画してもらって(こういうの描いてと、絵を描いて指示している)、それをキーフレームで動かしているのだ。他のキャラクターはキーフレームと作画を併用している。
曲は映像の中でも重要な要素なので、音楽のテクニカルなことも歴史も分からなくても、どういったものが必要か提示できるように準備はしておいたほうがいいと思う。何も考えずにその辺の使用権フリーのものを積極的に選択するのは、なんかね、仕事放棄してるみたいじゃん。使用権フリーの音源を素材にするとか、合うものがあるからあえて使うとか、考えがあるなら理解できるんだけどね。音楽も出来る範囲で頑張ったほうがいい。今回も予算がおなじみの「少ない」になっていたので、出来る範囲で考えました。

コンテはクライアントがアニメに慣れていないので、コンテと同時に音まで入れたライカリール(leicareel)を提出しました。音とできるだけ同期させていることを伝えたかったのだ。中途半端に出来上がっているアニメなので、これに細かい意見を言われても困るのだが、あとから全部造り直しよりはましと判断して作業しました。
レイアウトは絵コンテと兼用してます。今回はそれでも何とかなったので。一人で作っているというのも理由の一つ。

前後するが、メインキャラはほんの少しでも違うと、つまりすでに出回っているキャラクターの表情なども全て同じでなければならないとのことだったので、同じといえばあえて書き起すより既存のものをそのまま使えば完全に一致するので、そうしました。
最近の地方おこし的なキャラクターはゆるくなくなってきて、きちんと出来ていて止まったデザインとしては優れていても、アニメーションのためのデザインとしては、きっつい時があるんじゃないかと思ったよ。

最後に文句を書いておくか、結局愚痴かw。
リンク先のアニメの解説が、種あかしみたいな泥臭い感じになっているので、出来れば視聴者向けに作品世界の中でまとめて欲しかった。
例えば、売り上げアップと言う意味だったとしても、元気いっぱいとか勇気溢れるとか言葉を選んで欲しかったということです。

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