久しぶりにムービー作りました

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久しぶりにムービーを作りました。
毎度のスタッフは全部自分です。今回は依頼があってものなので、それなりにリクエストを元に作成しています。

それではメイキングです。
全体の流れは撮ってタイムラインに並べて、音を作って映像と合わせて完成です。
ということで、まず撮ります。そのまえにどういうものを作るか考えます。
AfterEffectsや3DCGソフトを使ったモーショングラフィックス的なものは苦手なことと、今回は製作費と期間が短いとはいえ撮影することは可能なので、出来るだけ実写を使ういつものやり方にしました。
早朝の駅前の辻立ちを三日ほど続けて撮影しました。ちょうど天気が思わしくない日が続いたので、条件としてはよくないのですが、素材は手に入れることが出来ました。撮影しながらもどのように編集するか漠然とですが考えています。

次は音楽です。そろそろどなたかに依頼すればいいのに、未だ自作です。技術も才能もあるとはいえない状況なので、トラック製作は直ぐに限界が来ます。次に新作を作ることが出来るのは半年くらい後でしょう。
ともかく、雰囲気を作っていきます。マイナーになってしまうのが欠点ですが、ごめんして貰いつつ、自分にリテイクを出して直しながら、まあいいかという妥協点を探ります。
毎度書いてますけど、トラックを自作しているのは威張りたいからではなく、権利関係をクリアする労力があるなら作ることに使いたいからです。フリー音源も巧妙に使える範囲は使ってますけど、それも音源丸出しで使って他所と同じで、かっこ悪い状況を何度か遭遇してしまったので、出来るだけ避けたいんですな。金があれば依頼します。

できたら映像と合わせます。とりあえず並べた絵を音にあわせていきます。
目立つ音で絵の切り替わりをジャストで合わせて印象を強くするのですが、全部同じタイミングやってしますと単調になるので、適当に合わせたり合わせなかったりします。カットの切り替わり以外の映像中のアクションでも合わせます。この辺りは毎度おなじみ。

最初はPreiereで作業してて、音とあわせるのはこれがプレビューが軽くてやりやすかったんだけど、素材のフォーマットがQuickTimeで、このQuickTimeがPremiereとなのか、うちのマシンがなのか不明だけど、相性悪くて作業してると糞詰まりみたいに動かなくなって、再度起動すら出来ない致命的な状況に陥ってしまうので、AfterEffectsで作り直している。こちらはそれなりに動作するんだけどもそもそもプレビューが素早いわけではないので、音とタイミングを合わせて作業するにはあんまり向いていないと思うんだよね。それでもやりましたけど。

大量のQuickTimeに相当弱く、簡単に落ちます。二、三本なら問題なくて、尺も30分程度の長さがあっても問題なく動作します。尺よりファイルの数が問題らしい。
毎度落ちて、再起動してを繰り返すのはストレスなので、出来た箇所からシーケンスTGAに書き出して置き換えました。

普通は尺が決まったら増減することは無いのですが、どうしても収まりきらずかなり伸びでしまいました。

毎度おなじみのカラコレ、色調整はこのようにしました。
元の画像に

wadapv2014a

 

 

 

 

 

トーンカーブでコントラストを付けて

wadapv2014b

 

 

 

 

 

青をのせて合成モードを適当に変更します。
wadapv2014c

 

 

 

 

以前はカメラがプアだったこともあり、トーンカーブもその後の色調整も過剰にやっていましたが、ある程度画質が上がり、左右に画面が広がると、色の生っぽささえ取れればそんなにやらなくていいかなと思います。色で表現したいときはかなり作り込みますけど程々に。

一脚を使ったり使わなかったりで、画面のゆれが気になる場面がいくつかあったのでスタビライザーで補正しました。これはゆれが大きいとかなり映像を拡大することになるので、出来るだけ使わないほうがいいなと思います。今回はちょっと多用しちゃったね。
wadapv2014d
wadapv2014e

 

 

 

 

 

 

 

 

大きいなエフェクトは使わないことにしていますが、スクランブル交差点のカットだけフィッシュアイで撮ったように変形させています。
wadapv2014f

 

 

 

 

 

最後のカットはゆれを止めるのではなく、あえて揺らしています。これは音にあわせているからです。

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