何度目かの、ニキータを見た。

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ニキータ(原題/Nikita)(1990年 フランス イタリア 監督/リュック・ベッソン)
16-11-23-19-52-07
何十年か前に映画館でこれを見て以来、リュック・ベッソンの映画にこの面影を望んでしまっている。しかし、リュック・ベッソンは次に作った見やすくなったニキータであるレオン(といっても女性の殺し屋が主人公の安易なアップデートではない)から悩みを取ったような映画を次々と公開していく。

ニキータの良いところは若干見づらいところだ。スカッとしない。作戦はぐずぐずで失敗することが前提のようなものばかりだ。そこがニキータという映画の個性で大切にしたい部分だ。久しぶりに見るとニキータ(という主人公)が思ったより老けていて、それはアジア人からだとそう見えるのだと思うが、子供から強制的に大人にさせられるようなスパイ訓練がなんとも違和感があったり。顔だけの話だけど。
ラストの演出がサーガとして主人公が死ぬまでを描くみたいになってなくて、映画的でよいなと思った。なのにアメリカではその後をモチーフにしたTVシリーズがあるんだよね。





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