ライブドローイングで感想

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2018年11月3日に岐阜県各務原市の学びの森で開催のマーケット日和にドテ丼と焼き鳥のブースで参加してきましたよ。僕は絵になってる部分を担当しました。
上のバナーとか下のバナーとか、ライブドローイングです。
上のバナーは背景になっている文章も考えたよ。電子フリーペーパー北極大陸第48号に全文載せました。

下は今回ドテドンに肩書みたいなガンダムだと機動戦士みたいなものを考えました。THE WICKED EATER DOTEDONです。悪党を喰うドテドンです。最初は下のバナーを忘れられていました。

準備はコツコツ行われ、さぁ!開店!まだお客さんが静かなうちにまかないでドテ丼貰ってやたら上手いことを確認し、腹ごなしに隣の図書館のある公園まで軽く走って古書店出しているところで挨拶して勢い付けて、ドテドン描くぞ!皆も来てね!だったのですが…… 何やら雲行きが怪しく、何かと思えば炊飯器のトラブルでご飯の供給が間に合っていないとのこと。ドテドンはコツコツ描いておりまして、他のお店も含めて動向など気になりますが、絵が時間内に完成するかこの時も未知数でビビっておりました。いつもビビっているのですけどね。今回はドテドンの他に焼き鳥怪獣メカギドリも描くのです。去年は一枚で実は余裕でした。しかし二枚はきついです。ですのであらかじめ下書きをいうか、辺りを赤鉛筆で描いておきました。おかげでぶらり歩いている人たちから、赤鉛筆の線をなぞっている(から楽に描いている)的に思われたりしていました。完全にした絵になってるわけじゃなくて本当に当たりなので位置以外はこの場で描いているんです。あと今描いてるのかという声もありまして、それだとあらかじめ用意するのを忘れたみたいじゃないかw イベント中に描くという企画なんだよw

今回はちゃんと見た目を気にしました。しかし、背中が出ていたり、しゃがんだら靴底が取れたり、しょんぼりする状態になってしまいました。靴はかわいい色だから残念だった。

作戦として先に描きやすいドテドンを描きこんでめどがついたらメカギドリを描く予定でした。ところが焼き鳥のチカプさんが思いのほか人気があり、行列ができてしまったのでドテドンの辺りがついたくらいでメカギドリも描き始めました。片方赤い下書きのままというわけにもいかなくなったのです。描き始めるのはどちらも目から顔にかけて描いています。臥竜点睛で目は最後に描くのがかっこよさそうですが、見る人が完全に初めて見るなんだかわからないものなので、何を描いているか(完成状態ではなく、モチーフの問題)を想像しやすいようにしたのです。顔がある絵やオブジェは顔がきちんと確認できないとみる人は不安になるのです。おかげでというか、想定通りに怖がってくれるちびっこやドラクエだのエヴァだの生物と機械の融合だのもうドテでも鶏でもなく龍と鷲だねとかいろいろ言われたのでした。このように好き勝手言ってもらえたら思った通りなのです。機械と生物の融合というのはデストロンがやっていたのでそんなに新しくもびっくりすることでもないのだ。ドラクエやエヴァよりもっと原点当たれよwとか思いますけど、まぁそれも含めて絵の良しあしより賑わいが生まれればよいなと思っていたんです。
二枚を行き来して描いていたので、当然どちらかが留守になるわけです。すると絵の近くでじっと立っている人も出てきまして、そこに立つと描けないんだすけどwといったこともありました。まぁ、瞬間的には面倒ですけど、それも面白くて。たいした絵じゃないんですけど、意味ありそうに見えたり考えたりしてくれたらOKなんですよ。

途中でトイレなどで席を立つと、こどもが絵をバンバン叩いていたり。それもある程度想定して油性ペンで描いてまして。子どもは画材とか絵の具が乾いているかどうかなんて考えていないですからね。子ども対策はそこそこ考えています。欧米方面の方もいらっしゃいまして、何故宣伝でやってるのに怖い怪獣を描いているのかと問われ、本当は単にダジャレで好きでやってるだけなんですが、それでは納得しないでしょうから、適当に後付けの理由として、ドンとついていたら怪獣だ。ラドン、グドン、スカイドン、ガバドン、テレスドン、色々いる、ドテドンだから怪獣なんだ。怖いのはゴジラや仮面ライダーなど日本には怖いキャラクターは馴染みがあり特別なことではない。むしろ親しみがあり、文化になっているとか。怖いことは子どもにとって未知への興味でもあるとか、ほんと個人的にはどっちでもいいんだが、他所へのアピールや理解としてははったりでもそれなりの理由付けはいるだろうから、自分でも考えるきっかけにはなるね。いやいや、こうやって聞かれる前にそこそこ考えていますよ。まぁ、こういう感じの牧歌的なところで直球で怪獣描いてたら面白おかしかろうに、ということもあるんです。

去年も同じように絵を描いていまして、今年は同じようなことやってるとこあるかな?と気にしていたら、うちだけでした。僕は考え過ぎてる部分もあって汚れたり後始末の容易さからドローイングですけど、もっと派手にペインティングとかやっててもいいのにね。きょええええー!って情念か打算か知らんけど描いてる人いるじゃん、ああ云う人は今回みたいな森ガールイベントみたいなの企画する人は繋がり多いんじゃないかなあ。
終わった後にものすごく疲れてなぜか股間の筋肉痛で未だに痛くて歩きづらい。赤鉛筆で下書き描いたときも辛かったのでこのサイズを描くのは続けてとか何度もは上手いこと予定立ててやらないと出来ないかな。

作画上のあれこれを描きますと、紙はセリアで売ってた模造紙を二枚繋げて三六サイズ、畳一畳分程度にしています。元々描くはずだった看板がその大きさだったのです。看板は日差しや鉄でできているために大変熱くなったり、再利用のために消すのが大変だったので紙を貼ることにしたのです。運搬などの理由で看板から紙を止めておくためのプラ段(プラスチックで段ボールような構造で作った板)に変わりました。
下書きに赤鉛筆を使っていますが、下書きは合っても無くても良いです。僕は開催時間内に描けるか不安だったので筆が迷わないように描きました。時間がかかる一つに何を描くか筆が迷うことです。それが良いという人もいるかもしれませんが単にかっこ悪いだけです。さっと描けよと見ている人は思います。
赤鉛筆は建築用のスマートチョークというものを使ってます。芯の太さは5mmです。鉄板にも描けて水で消せると書いてあったので想定していたキャンバスが鉄板だったので良いなと思ったのですけど、試しにPCケースが白かったので描いてみたら描きづらいし、水でも完全に消せないというなんなんだよな状況でした。ペンの形とか太さは気に入ってるんですよ。

ペンは油性ペンです。ゼブラのマッキーとかそんなの。近所のショッピングモールのショップブランドで5本セットが安かったのでそれです。このくらいだったら一本で一枚かな。描いているとペン先が緩んで太くなるのでインクがなくなってきたから新しいのに変えるのはノウハウ要るかな。単純に変えるだけだとペン先が硬くて調子が悪い。それ以外はすいすい描ける。この油性ペンは左右で違うペン先になってる、マッキーでおなじみのアレだが、四角いほうは使っていない。あれで効果的に描く技法もあるだろうが、単に線を描きたいだけだとあまりあわないと思う。片っぽだけで描いても両方使ってもインクの出どころは同じだ。太いペンでもこの大きさでは描線が細いので主線になるところは重ねて描いている。
構図は六月ころにやったグループ展に出品したOCTA OCRAと大体同じで似せるつもりはなかったが飛行物体と陸戦怪獣の対決構図はおのずとこうなってしまう。OCTA ORCAは対決しておらんが元々風神雷神図屏風を元ネタにしているだよ。

まぁ、賑わい担当みたいな感じだったので、気晴らしやトイレに立った時などにイベントの賑わいのことなど気にして少し他所も見てみました。
人気店は開始の十時前から大勢が並び、十時過ぎたくらいにはもう売り切って店を閉じているようなこともありまして、個別売れればいいし、いつ閉じても自由なのでいいんでしょうけど、イベントの賑わいとか考えると一応さ、午後四時までやってんだからイベントがお開きになるまではお客さんと交流会とかさ、なんか考えないのかな。僕の考えたイベントじゃないし、他所の事なんでどっちでもいいんだけど、せっかく参加してんだし、イベント自体の賑わいとか考える余裕ないのかな。というのは去年も思ったな。

こういうフリマみたいなイベントなど何年か眺めさせてもらうチャンスがあり、感想は店の儲けと賑わいとは別と考えたほうがいいんじゃないかというもので、各自儲けるだけならお客さんを囲って閉じた場所でも全然いいんです。しかしそうすると行きかう人はほとんど見られなくなり、これ流行ってんのか謎な感じになる。売り上げ目標じゃないこともたまには考えらいいんじゃないかなあ。そうしないと儲かってるのににぎわっていない!なんでや!コラー!って怒っちゃわないかなあ。たまにこういうの企画する人と話すけど、全然気にしてなくて儲かれば何でもいいみたいなので、無駄な心配ですけどね。売り上がっていたら賑わって見えるかというとそうでもないよ、という話。

赤いカップはドテドンの印。今回はドテが大きくて食べ応えがあった。辛みを増すトッピングもありましてこれの種類が四つくらいあったんだよ。辛さの方向性が全部違う。勧められたのは一番辛い奴でとにかく辛いが旨味も増す。本当に辛いのでこの辛さをどうにかしたいときは炭酸水が効果があった。甘いサイダーじゃなくてアルコールを割る時の炭酸水。養老サイダーとか根性のないようなサイダーもダメです。どういう理由か分かりませんが、全部食べた後に飲むと辛みだけが和らぎます。サイダーに関しては基本的に毒ではないが健康的ではない飲み物なので体に優しい微炭酸とかは要らないです。なんだよ、そのなんか知らないものにすり寄った日和見な感じはw

トイレで用を足した帰りの足で、足ばっかりですけど気になった出展ブースがあり、ちょっと止まって見ているとお店の人に話しかけられたので何やってるか聞いてみると建築設計の会社の人で、チェキでタイルなどを撮影して鉄でできたオリジナルのフォトフレームで飾ろう!という作品作りが出来るブースだった。一般の人に建築資材などに馴染んでもらうことで自分たちの建築設計は家の設計だね、そういうのに親しんでもらいたい。ってことで、出店したんだけどなかなか客足が悪くて、思った感じじゃないんですよ~ということだったが、それは内容ではなくて参加費が2,000円だからだよw マーケット日和は殆どのフードのブースの価格が1,000円前後だからね。ドリンクも安くて350円。うちとみたらし団子売ってるとこだけが価格破壊で600円とか、ソフトドリンクで150円とか。それでたまたま立ち寄ったブースで2,000円で8cm四方の抽象的な写真撮ってフォトフレームと組わせて売るのはなかなかの強気に感じてしまった。のっぱらでどんだけ金落とさせる気なんだよw。500円だってあちこちブースで買い物したらなかなかの金額になるよ。他所なんか知らん、客の経済状況なんか知らん、うちはこれだかかかるんだ。確かにそうでしょう。でも客足が悪いのは明らかに内容じゃなくて価格だよ。高いもん。僕、それダイソーで売ってるの見たよw。
こことは別で、ドテドンなど描きながら後ろから聞こえた声で、家族連れのお父さんだと思うが、うちのブースの前で、こっちの方が安いなとかなり残念がる会話がありました。貧しいのはうちだけだと思ってるから凄く新鮮な声だった。友達同士のお客さんは財布が人数分、家族連れは財布が一つ。気にしましょう。

それとだな、こういう体験型は関心から認知までが精一杯で製品やサービスの検討や購入まではいかないよ。なにせたまたま見かけたブースだよ、そこで大きな買い物を検討するのは既に買うことが決まっているからで、四万人だか客がいても自宅の建築を今したいと思っている、下種な言い方すると今すぐ金になる客なんて期待するのは安易すぎないかなあ。そうでなくてもその場で2,000円を小さなフォトフレームに出すかなあ。多分、普段の顧客が富裕層なんだと思うけどね。なんにしても家族連れは財布が一つってのは気にしたほうがいいよ。ウチも炊飯器トラブルで飯が炊けていないという致命的で購買欲を自ら放棄してしまうようなこともあって、明日は我が身どころか人のことは言えない状態だったがなw。

ライブドローイング自体は描いている間にいろんな声が聴けるのが有意義なので機会があればやってみたいと前回も言っていたような気がする。何を描くかはともかく、話をしながらとか、その場で感想を言えたり、たまに進捗状況を見に着たりするのがいいんじゃないかな。

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