透明な栞を再度作成した。

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IMG_1324栞をまた作りました。今度は赤い部分を塗料で塗りました。
市販の栞にこれだと引きのあるものがなかったのでOHPシートを切って端にビニルテープを貼って作ったのは以前に紹介した。
僕が欲しかったのは栞の機能だけで栞自体が主張するものではなかったのでした。透明だと一々栞を退けることなく読める。行まではこれでマークすることは不可能だが、切込みを入れれば解決するだろう。でもしないのは作る作業が複雑になるからだ。出来るだけ簡単に完成できることが今回は必要なんだ。何故ならば、目的は栞を作ることじゃなくて本を読むことだからだ。

これまでのもので全く問題はなかったが、気になることがあった。気温の変化だ。作ったのは冬で、気温が低かった。夏は未経験なのだ。ビニルテープは気温が上がると粘着部分が溶け出し、ぬるぬるになってしまうこともある。存在感を消してほしいのに気になっては意味がない。ということを想定して温度上昇に強い状態にしたかったので、赤い部分を塗料で塗りました。それだけの事なんですが、使った塗料はプラモデル用の水性アクリル塗料です。普通の赤。乾燥したらビニルテープとほぼ同じ色合いになっていたのはおかしかった。
以前作ったときの文を読み返すと塗装はダメだと描いていた。すまぬ。不透明のプラスチック板を用意するのが面倒だった。あるにはあるんだが、厚さ3mmのアクリル板なので勘弁して欲しい。

塗り方はやや硬めに溶いた塗料を筆で塗り重ねた。やや硬めにするのは実は溶くではなく放置するのが正解で、溶剤を飛ばすのです。そして塗りづらい場合に溶剤で硬さを調節します。あまり緩いと今回の想定を変わってしまうので、硬めに厚く塗り重ねます。最初は普通の硬さで塗ってその上から厚く塗り重ねてもいいかもしれないですね。なんで厚く塗りたかったかと問うならば、ビニルテープのときのようにわずかに厚さを作ってページの上の部分に引っかかるようにしかたったのです。実際はあまり効果がなかったですけど、厚いと扱いやすいし、OHPシートのエッジ部分をカバーできるので怪我を誘わないという理由もあります。
平面部分だけ塗るのでなく、エッジもカバーするように塗ります。厚塗りしていれば勝手に垂れてくるけど念のため。

OHPシートを切って端に色塗っただけに結構書けるね。

出来るだけまっすぐ塗るのはマスキングするのが面倒だったので、裏に定規など直線になるガイドを置いて作業してます。マスキングすると乾燥した後の処理なども面倒という理由もあるね。
本当は塗料のビンにドブ漬け(これが専門用語だとは知らなくて少々畑違いの人に話したら意味が通じなかった。意味は塗料などの溜まりにどぼんとつけて塗装することです。車などがその一例。)したかったが、ビンが栞の幅より小さかったので断念。それ以前にアクリル塗料ではなく、木工ボンドとアクリル絵の具(塗料とは若干成分が違うらしい)を混ぜて塗るつもりだったが、たまたまアクリル塗料を目にしたので、面倒なので塗料で作業した。アクリル絵の具と木工ボンドは片方でも大体同じ結果になるんだけど、木工ボンドは乾燥すると透明度が高くなるし、アクリル絵の具だけでは接着力に不安があった。乾燥まで時間がかかるのも気になった。(アクリル絵の具でも厚く塗るとそれなりに時間が掛かる。厚く塗るならメディウム入れたらいいやんかという件に関しては、割れやすかったり、べとついて埃がびっしり付いたりする場合があるので嫌なんです。)

結果としては大体同じになったのでOKなのだ。
同じものを作りたい奇特な人で、アクリル塗料と溶剤がない方は、木工ボンドと普通の水彩絵の具かポスターカラーでも大体同じことが出来る。今ならアクリル絵の具もダイソーなどで売ってるから、用意しておくと何かと便利かもしれない。

そうそう、塗り終わった筆はきちんと洗おう。木工ボンド+何らかの絵の具の人は水洗いした後にリンス(髪用でOK)を忘れずに。

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