少年K

ある国に外国からさまざまな技術が輸入され、世の中がどんどん華やかになってきた頃、強盗事件が多発しました。全てに犯行予告が出され、警察もなすすべも無く盗みは重ねられました。私立探偵のAと助手の少年Kは難解な事件を次々と解決してきた凄腕ですが、そんな探偵Aも未だ捕えることが出来ません。

犯行予告では怪盗Kと名乗る容疑者は毎回現場に違った顔で現れました。そして今夜も犯行予告があり、現場へ駆けつける警察と探偵A。そして助手の少年K。
怪盗Kは颯爽と現れ、あっという間に目的の品物を盗みました。去り際に探偵Aに手を向けて謎の電波を出しました。探偵Aを筆頭に警察官たちも自分の意思とは無関係に踊りだしました。
ひとしきり騒ぎのあった後に辺りを見回すと、怪盗Kはいつの間にかどこかへ消えていました。
またも警察と探偵Aは、怪盗Kを捕まえることが出来ませんでした。その時、少年Kはすぐ近くから無線で怪盗Kを操っていたのでした。怪盗Kはロボットだったのです。
そしてロボットではない、人間の怪盗Kも現れ、事態は混迷を極めていきます。

少年Kは未来から過去の宝を盗む野呂井と言う博士が変装した姿でした。
人間の怪盗Kは野呂井博士を捕まえるために未来から来た特務警官でした。