ホリエモンの宇宙論を読んだ。

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ホリエモンの宇宙論
堀江貴文  講談社

堀江貴文さんのロケット開発とロケット打ち上げビジネス(で多分あってると思う)についての主に意気込みと、ロケットを中心とした宇宙開発についてのさわり部分をまとめたもの。いまさらこれ読んでんのかと笑われそうだが、一応でも本の形にまとめられたものなのでいつ読んでもいいじゃないか。ただ、いつ書かれた物かは認識しないといけないよね。
文体が読みやすいので、文章を読むことが苦手な僕でもすらすらと読み進めることが出来た。この本に限らず、読みやすい文章はありがたい。

読んでて思ったのは、堀江さんは金儲けのために金儲けをしている、金の亡者のように断定する人たちは意外に感じるだろうなと云う事です。一時期ライブドアでニッポン放送の株式をたくさん買ったりして目立ってた頃に、「ホリエモンは会社を買収して株が上がったときにさっと売っ払って儲ける」みたいな事言ってる人が僕の周辺でもいて、それは違うんじゃないかなと思っていました。すべてではないだろうけど、買収したソフトウェアメーカーのソフトは自分でも比較的長期に使ってたようだし、それはメーラーのユードラや弥生会計などですね、もうユードラのシェアが下がってマイナーになってきてた頃でも使ってたのをどこのメディアで見ました。それと逮捕直前に買収した中古車メーカーのCMで道化みたいな役で出演したり、安く買って高く売るだけならそんなことしないと思うな。

まあいいや、ロケットについても同様で幼少の頃からの夢であると同時に経営者やビジネスマンとしての見方でロケット開発を見ていて、それは社会人でそれなりに長期に同じ仕事をしている人なら専門性が出てきて、その専門的な視点であらゆるものを見てしまう、よく言われる職業病のようなものと思ったら、経営者が金の話しないのも変だよねとならないかな? それとロケットのような専門的であり、ウォッチするには趣味性の高いものを比較的多くの人に共有しやすい、経済の初歩のようなことで話されるととっつきやすくならないかなと思った。というか、そう書いてあったので読みやすかったのだ。

僕はたまたまロケットなどに門前の小僧程度の知識なり耳を傾ける姿勢は持っているので、とりたてて経済の話でなくても良かったけど、殆どの企画はお金で動くので、その動かし方の最初の一歩が少しでも知れたのは良かった。

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