冷水病について

冷水病について。突然何を言っているんだな感じのことですが、事情があって調べていまして、付け焼刃のまとめ。
こちらと


wikipediaの冷水病

その他を参考にしました。

●特徴
bacterial coldwatet disaseを直訳して冷水病《れいすいびょう》と呼ばれる。
低水温期の稚魚に発症する細菌フラボバクテリウム、サイクロフィラムを原因とする細菌感染症。
死亡率が高い。
元々北米のマスの病気
ギンザケ、ニジマス、アユの養殖場で全国的に発症している。アユに限定すると約400ある全国の養殖場の40から50%で毎年発症。
条件性細菌で保菌しても必ず発症するわけではないが、感染したアユの80%は死亡。残りの20%も水温が低下すると再発症する。
発病すると半月から一か月で殆どが死亡。
成長段階で発症、水温も12~26℃の広範囲で発病。16から20℃での発病が70%以上。
琵琶湖産の80%以上が保菌していると云われる。
稚魚期の低水温期に発症すると考えられていたが、養殖場だけでなく、保菌したアユが放流される河川での感染でも発症。大量死が起きている。
菌はコラーゲン性結合組織(コラーゲンを主体とする上皮や筋肉、神経組織などに当てはまらない組織)や筋肉中で増殖し、炎症になる。
発症すると体の表面の白濁、潰瘍により穴が開き、尾鰭の欠損、エラからの出血、エラや肝臓の貧血がある。
直接の死因は幹部からの急速な出血。
アユと同水域に生息するウグイ、オイカワ、ヤマメなどからも菌が検出される。いずれも保菌状態で発症はしていない。
他の魚種の冷水病菌はアユに対して病原性が無く、その逆も病原性が無い。
冷水病は人に感染しない。

●感染経路
1984年にフランスのニジマスで発症が確認
1985年頃、ヨーロッパと日本でサケ、マスの養殖場で発見される。しかし、感染経路は不明。
1987年に徳島の養殖場でアユの琵琶湖産稚魚が輸送後三日で大量死したことからアユの冷水病菌が確認される。その後全国へ拡大。
ギンザケの輸入卵が国内の冷水病の由来と考えられていた。が国内への感染経路は解明できず不明、国内では保菌した琵琶湖産稚魚の放流が最初と考えられているが、琵琶湖への侵入経路は不明。アユ畜養業者の生け簀《す》に冷水病菌が広がった感染経路も不明。
河川での最初の確認は1991年以後、毎年5月から6月に集中している。
アユ冷水病菌は体表の微細な傷から感染する。
感染してから四日目から菌を排出、死んだアユからも高い確率で排出される。
保菌したオトリアユ、冷水病が発症したアユのいる水を混ぜるだけで菌に感染するため、保菌アユをすくったタモ網や運搬車、保菌アユのいた水で濡れた靴、保菌オトリアユを運搬する水を川に捨てるなども感染源となる。
アユ以外の養殖場が冷水病菌に汚染されている場合もある。
天然河川でアユ以外の魚種がアユ冷水病の感染源になっている可能性は低いが、アユ以外の魚種からもまれに感染している。
アユ以外に感染する魚種は31種類。
イワナ、サケ、ニジマス、ヒメマス、サクラマス、ヤマメ、アジメドジョウ、イトヨ、カジカ、カマキリ、アブラハヤ、ウグイ、オイカワ、カマツカ、カワムツ、チチブ、ヌマチチブ、ヨシノボリ、ウキゴリ、キンブナ、タモコロ、ニゴイ、コイ、フナ、ゲンゴロウ、ワカサギ、オオイバス、シラウオ、マルタ、ボラ。

●予防法、治療法
予防法、治療法はまだ見つかっていない。(2017年12月現在)
稚アユも飲める冷水病薬の試験などはある。
ワクチンを混ぜた水槽にアユを10~15分入れる、浸漬《しんせき》型は二週間程度で冷水病への免疫を持つことが分かった。
2004年に強毒性の菌株を用いる浸漬型で強い免疫を付けることが可能になる。
このような実験成果があったが、実用実験では思うような効果が出ていなかったり、注入型、経口型は採算が取れないなどの理由で断念されている。
それでも研究は進められている。
予防として、人口種苗アユの増産、菌に感染していない稚魚の生産の開始。
根本的な対策として冷水病のワクチンの実用化、菌に体制のある種苗の開発。どちらも未だ実現していない。

Send to Kindle

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です