鉄板スパとクリームソーダ。

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この前の土曜日にほぼ食事だけをするという、自分にとっては珍しい事をした。特に珍しいのは食事より飲み物がメインということだ。メインがクリームソーダで、前座が鉄板スパゲティだ。鉄板ではあるが定番とか確実に美味しい意味ではなく、飲食店でステーキなどを提供する鉄板に卵を敷いてイタリアンスパゲティなどを載せているからだ。行ったのはニューパロマ。半地下のお店でなんでニューやねんのニューたる意味はどうやら二階にパロマと言う店があったらしい。らしいのは壁にPAROMAと書いてあったからで、それ以外は確認していないからだ。実は店内はあまり見ていない。しかし、昭和の高度成長期的な雰囲気をそのままにしている感じはボーッと見ていても理解できるくらいに充満している。

壁には漫画がたくさん並んでいるが惜しいのはコンビニ漫画が多いことと、理容室でよく見かける少年チャンピオンやマガジン連載の物が多いことだ。チャンピオンでもマカロニほうれん荘はないし、手塚作品もない。マガジンも永井豪はないし、ちばてつやもない。赤塚不二夫も見かけなかった。あれ?なんだ、結構店内見てるじゃんか。いや、漫画の背中だけざっと確認したのだった。個人的にはレトロであるとかダメだけど味わい深いようなものを漫画に求めておらず、圧倒的に蔵書を管理している人のセンスと漫画史におけるエポックメイキング的な作品の陳列を求めてしまうのでした。


漫画はともかく、メインがクリームソーダに関わらず、頼んだのは鉄板スパゲティだ。メニューではその下にカレースパとあったのでこれも鉄板に乗っているのか確認するとそうだと言うのでカレーの乗ったほうにした。少し雑談していると思いの外早く登場。感覚としては出来合いをレンジで温めたタイミングだ。低価格あるいは地方のひなびた喫茶店にありがちな大盛りメニューほどではないが、じわりと量が多い。そして熱々が長く続く。鉄板の理由だ。まさかの本当にアツアツだ。ちなみにカレーは業務用のレトルトっぽいので特筆すべき事はないが、不味いこともない。不味くないのは結構大切。スパゲティ自体は太めでカレーソースをグイグイ持ち上げてくれる。くれるって僕が持ち上げてるんですけど。量に関しては見かけでは気にならなくて、この程度と思うくらいだったが食べ進めるとそうではないことがわかった。これ多いってw。女子のカフェ巡りやレトロ趣味で頼んじゃうときつい感じになる量です。何よりメインのクリームソーダはまだなのです。食べ終わって少し談笑後、クリームソーダはどうしようかと改めて相談した結果が別の店へ行こう、他にも見たい所あるし。で、アラスカ文具店で文具を物色。
ここは開店当時に行ったきりでその時はファンシー(漫画のキャラクターではなく、機能よりも見た目の楽しさを優先の意味)寄りだったこともあり、あまり興味は持てなくて、まぁ、グッズ的なもののヒントになればと思ったら意外とロットリングやラミー(ってメーカー名はアルファベットで書かないのは単に面倒だからです。)などが置いてあり、気になっていたファーバーカステルのシャープペンもあり、そのうち買います。多分買います。今買わないのはうちの筆記具が飽和してるので。道具は気に入ったものだけでシンプルにしておきたいし、多くていいのは芯とか完全に消耗品だけ。ということで、ざっくり見たら隣のかまたへ。

しかし、なぜニューパロマでまとめて注文しなかったのか謎な上に、満席だったのであえて待ってまでかまたでクリームソーダを注文するのは何なのだ。そこまでカフェ巡りの人なのか、グルメレポーターか。自分でも謎ばかりの土曜日だが、結果的は正解だった。かまたのクリームソーダはシフォンケーキがおまけだった。おまけの存在は知らないと物凄くお得感がある。更にどちらの店にも鉄板スパもクリームソーダもあり、一箇所で済ますことは可能だった。違うのは価格。多分量も違うだろうが、わかりやすいのは価格だ。偶然なのか、選んだ人がわかっていてこうだったのか聞いていないのでまたまた謎なままだけど、お互いに頼んだお店が安かったのだ。間に地方ではめったに店頭にないカステルのシャープペンまであった。もう店とか選んだ人の運がいいのか、なんなのか。クリームソーダがなぜ緑色なのかも知らないままにまたまた量が多いソーダを飲みつつ、シャーベットになっているさくらんぼを食べたり、意外に濃厚だったバニラアイスをつついたりした。

店を変えてよかったと思ったのは鉄板スパは昔ながらの雰囲気が良かったし、クリームソーダは現代風に味がリッチになっていたほうが食べやすかったのだ。かつての昭和の味も確かに雰囲気ではあるが、若干味が痩せているんだよね。
で、鉄板スパとクリームソーダで腹一杯になった二人組は次回のお店を下見してから帰宅しました。

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