無くなる地方らしさ

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ここは地方の昔ながらの個人経営の喫茶店の跡地。

これも跡地。
どちらも350円で600円くらいのボリュームの、しかし、バリューとしては400円くらいの食事が付くモーニングサービスのある店だ。ランチのカレーは業務用のインスタントカレーをそのままの作り方で出すような店だ。食べログ出なくてもネットやグルメなら相手にしないような店だ。
しかし、中部地方の所謂喫茶店でもある。まさかの地面のアスファルトごとなくなりました。

福祉ゾーン。メンテナンス具合、サービスの状況など、標識のサーフェースの具合をみて読み取りたくないなあ。

何十年も前に訪れ、また行きたいなと思っていたら閉店のおしゃれカフェ。映画関連の本が充実していた。

白いビルの窓の角が昭和のカーブ。

日曜昼間にこの雰囲気は中々の絶望感。

廃墟マニアにはぐっとくるんだろうね。地元政治家や商店街としてはこの雰囲気を活用するのは否定的だ。そりゃそうだろうな、自虐は辛いからな。

このゲーム屋は80年代くらいのゲーセン感覚があり、中途半端なレトロ感が味わい深くなっていたが、閉店。シャッターには意識高い系の絵が描かれてしまっていて残念無念。ここは厄介なゲーセン臭かったからよかったんだよ。あんたの絵は要らない。そしてこうやって絵を描いちゃうとお店は死ぬ。もう死んでるから良いじゃないかではない。次に借り手が無くなるんだ。この絵が店舗を占有している感覚が出来てしまうので。

今正しいか、今後良くなるか、地域活性化計画として選択するなら後者じゃないかと思うが、あまりに辛いとその場の成功を望んでしまう。
ここで大切なのは一日も早くシャッターを開けることであり、無味乾燥なシャッターに彩を与えることじゃない。

やばいくらいの昭和三十年代に取り残された見た目の喫茶店。

今度行ってきます。

同じ商店街にある化粧品店にはメーカーからのものだと思うが、デジタルサイネージがあった。基本的にはメーカーのPVを垂れ流すだけのもので、IT革命的なものは何もないが、一応ある。

鳴り物入りの地元の図書館。

入り口付近に屋台が来ていました。

閑古鳥と共に。
そりゃ、暑いもの。屋台とスタバ。並んでたらどっち行くかってことだよ。

建設から二年経つんですが、

やっぱり劣化はするので、今後どうなるんだろうか。

収入があろうとなかろうとそこそこ税金は納めることになるので、これ十年後木製部分はきついことなっていて、修繕とか考えないようにしていた問題とか出てくるんじゃないかとか、ふわっと思ったり。設計は著名な建築家だとしても、その建築家は十年後の問題を解決してくれたとしてもただじゃないからね。

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