何度目かの、座頭市二段斬りを見た。

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座頭市二段斬り (英題/zatoichi’s revenge 監督/井上昭 1965年 日本)
第十作目
そういえば行くとこ行くとこ市にとって懐かしいアイテムや人が登場する。映画で描かれる場所はほぼ市は行ったことのある場所なのだ。たどり着いた土地のやくざにめくら、どめくら、など酷い言われようなのも全く変わっていない。悪い奴は差別し、良い人は気にしない。

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今回も喜劇役者が登場する。三木のり平だ。僕は大村崑と間違えていた。やくざであっても人の好いキャラクターとして描かれている。
あ、子ども(お鶴)も登場する。メガ幸子でおなじみの小林幸子だ。劇中で歌うがめちゃくちゃ上手い。

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市と歩いている途中で輩に襲われるが市は静かに居合で始末する。お鶴に「後ろ向いちゃいけねぇよ」の優しい言葉が凄みになっている。
きゃつが登場。奴(やつ)とは言わないんだよね。なんで?
ついでに犬を「イッヌ」、嫁を「ヨッメ」などと書くのも凄く気持ち悪くて、書いた人の全部の歯に出来るだけ速く金槌を接触させてやりたい気分です。
物語は三木のり平演じる鼬の伝六とその娘のお鶴を中心に描かれる。この親子をやくざから救うために市が活躍するのだ。
話の構図としては前作とあんまり変わらない。そこに市のクライマックスシーンが光るのだ。
ラストは今となってはあまりのメロドラマでTVドラマ的。それでも外れのない面白さで見れる。

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このような後頭部がまともに真ん中に来る構図など結構多い。今の映画でこういう構図はあまりないのでいいのか?と心配になるが心配しても昔の映画なのでどうにもならないのだった。

頭髪はちょっと伸びてるかな。

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