何度目かのiPad用のスタイラスを制作。

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何でスタイラスを自作しているかと問うならば、自分の使う道具を自作したいと幼少のころから思っているからだ。なぜ思うかといえば、祖父が家具職人(だが、ほとんど仕事をしなかった)で墨壺や旋盤、灰皿とタバコをしまっておく割としっかりした箱とか。自分が使う道具を自作していたのだ。
もう一つ実用的な理由があって、思っていた以上にペン先が減るのだ。ダイソーとかで買えばいいじゃんのレベルではない速さなのだ。あのペン先は減るんだよ。経済的な問題でもあるのだ。ならば指でいいじゃんかは、健康上の問題だ。指先で塗ったり描いたりしているととても痛くなるのだ。

それでは毎度の制作工程だ。今回は写真がまとまった感じでお送りする。
材料は10mm各の木材、ここに入れるのを忘れたアルミテープ、地震対策GEL、インスタントコーヒーの詰め替えパックの袋(今回はBlendy)。アルミテープと地震対策GELは100円均一ショップで手に入る。合計するとダイソー製のスタイラスがよさそうですけど、この材料で十本くらい作れます。地震対策GELは一つで5mm四方くらいしか使わないです。本来の地震対策にも使いましょう。
道具はカッターナイフ、はさみかニッパー、へら、カッティングマット、のこぎりなど。

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角材は好きな長さで切り出します。長さの基準が分からない人はボールペンなどを参考にしましょう。
切ったらアルミテープを全体に巻きます。何度かアルミテープを巻くタイミングがあります。その際は常にへらでしっかり押さえて密着させています。
角材の先に地震対策GELを付けます。これはクッション性のある両面テープなどでも代用できますが、こちらの方が断然クッションが効きます。今回このGELだけが浸かったことのない素材で、若干の試行錯誤がありました。カッターで切ると素材を引っ張るので刃がなかなか入らず、切るならはさみかニッパーが良いです。思ったようにきれいに切りたいならはさみかニッパーですね。それとこれは凄く伸びます。角材の小口に取り付けるのですが、同じ10mm四方で切り出すと使用時にはみ出て滑り止めになってしまいます。iPadに押し付けた時に任意のサイズになるように切り出すのが良いです。先にも書きましたが5mm四方くらいで十分です。角材に取り付けるときはGELの粘着力だけで取り付けています。多分ペン先を張り替えるときに自然に取れて困るので木工ボンドくらいで留めておくのがいいかもしれない。ただクッション性が失われる可能性があるんじゃないかなとか気になる。

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ペン先になるインスタントコービーの詰め替えパックの袋を切り出します。これは集めのアルミシートなら何でもよいです。鍋汁とかお茶などの入っている袋でも同じです。じゃ、ポテチやラーメンの袋はどうだ!というドヤ顔についてはすぐに減るので使い物にならないという言葉で現場にお返しします。アルミテープでも三日持たないのです。このアルミシートもアルミテープで留めます。

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ここまで作ってこのペンの片方にもペン先付けられるよな。と今更ながらのことに気が付いたので作りました。全部アルミテープを貼るとどこを持っても反応するのです。視覚的にも金属のように感じますね。まだ作ったばかりで長期使用による問題点は見えていないので、不具合が出ればまた改良ってことですね。

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