毘沙門天を見に行った。

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岩滝山毘沙門堂の国指定重要文化財毘沙門天立像の公開日だったので見てきました。国宝です。
近所に国宝はなかなか無いので珍しいと思って行ったんです。ただだし。国宝が無料って珍しいですよ。だいたい奈良で拝観料500円とか出さないと見れないよ。只知ったのが当日で近いとは言っても場所が不明だったので車で行ったら、よく行く山の近くで、さらによく似た神社がにぎわっていたので間違えてしまった。正解はもっと山奥で駐車場も無く、人ではあったものの、ひっそりという表現に近い状態でした。“毘沙門天”て幟が出てなかったらとても見つけられない場所でした。

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そしてこの写真の門までの階段に打ってあるコンクリートがぼろぼろで地面から剥がれてぐらぐらしていて、養老天命反転地の人工芝がはげて基盤部分が丸出しでつるつるになっている位に危険な感じになっていた。
門には阿吽の像がいました。
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頭が大きく表情がユーモラスで等身が低くて個性的だった。
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まぁ、滑稽なんですけどね。足元は撮り辛かったので撮ってないけど、血管や筋肉の付き方などディティールは細かく入れている。それが全部ディフォルメされていてなんだか面白い感じになっている。僕はこういった仏像もおもちゃ屋のフィギュアも同列に彫像(彫っていないときもあるけど立体物という意味)としてみていて、ありがたい何かという発想は全然無いです。そう思う意向は尊重しますけど。それで、どんどん中へ進みます。堂の中に入ってお参りが出来ます。そして無人。そして石油ストーブで暖かいのに無人という優しいバイオレンス。管理人が中にいないと危険じゃないのか。この管理人が不在というのは撮影したい場合なども困ることがある。仕事ではないが撮影したい場合などでも、ぎりぎりまで攻めて撮りたいなんて事があるわけです。そういうときに相談したいのに煌々と燃える石油ストーブしかいないのは困ります。いないんだから勝手に撮ればいいじゃないかと問うならば、そういうときに撮影しているとあとから「チミ、チミー! 撮っちゃ困るよ!」ってやってくるのです。その場で謝って撮った写真を削除しても揉めます。そういうものです。

という状況でびびりつつ
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どーん
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どーん
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望遠レンズ持って行ってよかった。
門の阿吽の像と全くデザインも彫り方も違う。この辺りの関係性など解説があると良かった。もう全然違うんだもの。もう一点、この毘沙門天は秘仏で年二回公開されまして、それもお参りのためです。鑑賞が目的ではないのです。全身やベストショットからの写真などきちんとしたものがなさそうなのです。岐阜県のネットでの紹介写真も職員がなげやりに撮った感じで、写真を見れば実物を見なくていい位の力はありません。そのくらいまでやって尚且つ現場で見る気が起きるものです。きちんと撮ったものがあるといいですね。
寒くてトイレも近くなりがちだったので早めに退散。

次の公開は8月15日午前中から正午まで。今度は余裕を持って行こう。

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