何度目かの、ライトスタッフを見た。

ライトスタッフ(原題/The Right Stuff)(1983年 監督/フィリップ・カウフマン アメリカ)
アメリカの有人宇宙飛行計画であるマーキュリー計画に関わったパイロットたちの話。
大きくは強いアメリカ、アメリカンドリームを発奮させるかのようなザ・アメリカな音楽と演出。なのだが、ライトスタッフたる七人の宇宙飛行士たちが絵にかいたような無頼漢(この言葉って死語だなあ。)で、この辺りはカリカチュアライズされてるのだろうか?役人みたいな人だと映画的でないのでこんなものだろうなあ。そういえばこのキャラクターの感じはアルマゲドンだよね。あれがライトスタッフを模しているだろうけど。それでも上層部からは学歴や待遇など随分と虐げられ、自分たちの役割を認めさせるために耐えず主張し続ける。肯定的な意味でアメリカを感じる部分だ。その場で相手に意見を言い、正しいと思う道を認めさせる。 続きを読む

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何度目かではない、沈黙 SILENCEを見た。

沈黙 SILENCE(1971年 日本 監督/篠田正浩)

オチが何だこりゃ感で充満する。ロドリゴが自暴自棄で女を抱いて、その後日本名に改名したで終わったら全然ダメだろw 原作もそうなのか? それを丹波哲郎演じるフェレイラがのぞき窓から黙ってい見ているって、東映の時代劇みたいじゃないか。
三田と岩下はできれば無しの方向が良かったなあ。特に三田のシーンは無くてもいいんじゃないか?このシーンも東映の時代劇みたいだった。

スコセッシ版の日本人英語上手すぎ問題は、篠田版ではロドリゴ日本語出来すぎ問題になっていた。あと丹波w いい味出してるが、丹波がこの役ならロドリゴも濃い顔の日本人がやってもいいんじゃないか。
丹波、説明しすぎ問題。何しろ言葉で説明しすぎ。予算が無かったのか、ナレーションで処理してる部分も多い。そういったシーンをスコセッシ版は絵で表現しているところが多い。冒頭の部分は特にそうだ。拷問シーンもほぼセリフで説明している。これが情緒的で個人的には好きじゃない。ねちっこさはあるが恐怖は無い。スコセッシ版はこれを一瞬の斬首で表現している。
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アニメの火の鳥を見たが、

アマゾンズプライムビデオにNHKでやってた2004年製作のアニメがあったので、そういえば太陽編を絶賛していた人がいたので見てみた。
黎明編、復活編、異形編、太陽編、未来編がこの順番で作られているのだが、この順番で原作が大幅に改変、短縮されている。異形編はほぼ改変されずにアニメ化されてはいるが、何かが違う感じがする。原作と並べて見比べると何かは分かると思う。
映像は原作とは違うので一々比較しても仕方がないし、同じことはメディアが違うので出来ないのは当然で、そこをあれこれ言っても仕方がない。しかし、これを火の鳥と言いが無い部分もあり、じゃぁ作れと言われても作れないんだが。 続きを読む

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沈黙 -サイレンス-を見たよ。


沈黙 -サイレンス-(原題/Silence)(2016年 アメリカ 監督/マーティン・スコセッシ)
マーティン・スコセッシがなんとしても作りたい映画だったそうだ。
日本におけるキリスト教弾圧をモチーフにした映画。だからといって、単純にキリスト教弾圧の話とだけとらえる人もいるんだな。もったいない。というのが沈黙。実際に描かれているのはキリスト教の弾圧なのだからキリスト教の話ではあるが、それだけにこだわるのはもったいない。これは相対的にマイノリティになった人たちの物語だ。キリスト教は素晴らしい、弾圧する日本は悪い国だという事でもないです。日本統治を維持するために、キリスト教は邪魔になるということ。やっぱり悪か。いやいや、相対的なもので善か悪かじゃないんだよね。宣教師もキリスト教を全世界に根付かせたいという欲がある。この布教の面では疑問がある。仏教はいいのかと。もともと日本は神道だ。仏教はのちに輸入されたもので、ごく初期のころはやはり弾圧はあるもので、その辺りは手塚治虫の火の鳥で物語のモチーフの一つになっている(めんどくさい話だが、これが火の鳥の唯一のテーマでもモチーフでもなく、物語を描く上での一つのとっかかりだったということ。)で、現実では神社の前や周囲にお寺があることが良くあるが、それは仏も神のうちという認識にどうやってやったかは不明だが、そういうことになっているからでもある。麻生太郎ではないが、宣教師は仏教の手口を学べばよかったのに。それくらいにもキリスト教は一神教だったんだね。余裕が無い。


ところが、沈黙では宣教師に発想の余裕がある。起きている事象としては全く余裕が無いが。なにせ拷問の連続であり、日本に来て日光に当たるのが一番の幸福と思えるくらいに辛い事ばかりだ。苦難ばかりしかやってこないと信仰はどこにあるのか、宣教師ですら疑問に思ってくる。 続きを読む

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何度目かの、チーム★アメリカ/ワールドポリスを見た。

チーム★アメリカ/ワールドポリス(原題/Team America: World Police)(2004年 アメリカ 監督/トレイ・パーカー)

監督のトレイ・パーカーの別の作品、サウスパークと同じ作風なので、見かけのアクションや物語、セリフなどをそのまま受け取ると、意を読むことができない。ふざけている感覚を楽しむことが大切。
それにしても人形アニメが自然で、この感じも往年のITCのスーパーマリオネーションのパロディなんだろうな。かといってぎこちない動きをしているのもどうかと思うが。
日本もメディアで日本軍が取り上げられると自虐的と指摘されるが、アメリカもそのマッチョな感じを茶化したりバカにしたりしていることが結構ある。これもその一つだ。これエロ方面も下品だよねw 子供がチンコとか言って爆笑してる感じがする。 続きを読む

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何度目かの、今そこにある危機を見た。

今そこにある危機(原題/Clear and Present Danger)(1994年 アメリカ 監督/フィリップ・ノイス)

90年代のハリウッド大作はこういった神妙な感じものも多かったように感じる。主人公は正義を通す人で、今の日本だと空気読めない人とか意識高い人wとか、それ正論だけど通用しないねと言われるような、若干めんどくさい人ですね。こういう人じゃないと映画の主人公にはしずらいですが。 続きを読む

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何度目かではない、この世界の片隅にを見た。


この世界の片隅に(2016年 日本 監督/片渕須直)

身に染みる生活の延長線上にある戦争が恐怖だった、主な視点はすずさんからものであるのに、作品世界全体を詳細に調べ、緻密に描くことでものすごい情報量になっている。絵のタッチがリアル志向ではないために逆にリアリティを感じさせて充実感がある、すずさん以外の人たちの生活が身体性をもって描かれていてよかった。
遊郭の女の人とのシーンなども尺の関係もあるでしょうが、詳細に説明しないからこそ重さが演出されてるんじゃないかな。遊郭を知らないと分からないがそこは後からでも調べて間に合うと思う。見終わったら全部忘れちゃうことはないからね。ただ屋根裏の女の子は現実だったんだとは思ったよw
玉音放送の後かな、すずが外へ駆け出して「ぼーっとしたまま死ねればよかった!」と泣き叫ぶ悔しさは、本当にきつかったです。涙が出ました。劇中何度も本人ですら言う「うちはぼーっとしとるけぇ」がここにかかってくるんだなと。
軍艦の絵としての描写が良かったと思いました。軍用機もよかったですね。こういう感じの絵柄で女性の絵だと戦闘機などは記号として描かれることが多いので新鮮でしたね。と思ったんですけど、宮崎駿さんの絵物語はこんなようなタッチだったね。あっちはキャラクターが豚と犬だし。 続きを読む

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