BIGINNER’S LUCKについて

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やっと献本いただきました、清水温度さんの作品集BIGINNER’S LUCK。やっとというのは、もらいに行きますよ!と言って、ずいぶん日にちが過ぎてしまったからです。
どういうものかと清水温度さんというアーティストの画集でして、何十年かぶりに筆を取って描いた裸婦のラフスケッチという駄洒落か。といういたってまじめなものです。
絵が溜まったので作品集を作る。これは自分で欲しいと思ったので売り物として作る。ということで、写真を撮ってほしいという依頼があり、撮ったのです。ですので、写真家wとしての初仕事でもあるのでした。僕は写真家だったのかwともかく、写真を撮ったんです。
撮ったのはこの日
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これがなかなか難しくて、A3位のサイズの絵をパンフォーカスで撮るのです。特に周辺になるとピンが全然来なくてパンフォーカスかもしれないものばかりがどんどん溜まります。照明とかバンバン当てていれば大した仕事ではなかったのでしょうが、なにせ太陽だけが味方のデイライトにて撮影なのでそうもいかず。でも実は一枚につきテイク3くらいでOK出てんですよね。
それを清水さんが絵の具のエッジが立つくらいに調整しているのです。僕は出来上がりしか見ていませんが、驚くほどに発色が良いのです。色干渉の問題もあると思うんですが、なにしろ緑や青がRGBのように光っています。特殊な印刷ではなく一般的な色校正で修正を依頼して若干紙を選んだくらいだそうで、それもそんなに高くない紙です。このあたりが職人的であり、アーティスト的だなと思いましたね。あまりこういうトラディショナルな絵は興味を思って見なかったけど、これはポップで見やすいです。
手に取って見たいとか欲しいかたは清水さんにコンタクトを取ってみるといいんじゃないかな。
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そしてこの画集そのものを使ってリミックス作品も続々完成していまして、直接見せてもらいましたが、ミュージシャンのオリジナルアルバムに対するDJのリミックスアルバムみたいで面白いです。よくコンセプトは何かとこういったどちらかというと芸術的扱いを受ける作品だと聞かれることがあります。しかし、この場合はコンセプトが後から追っかけてくるような、けっして後付けという意味ではなくて。そういうことがあるんだなと。

そしてなぜか曲を作っていたり。それもアコギで。とか、自分では描かないけど所謂ガロ的な漫画に傾倒してたり、軸足は常にモザイコも含めて絵を描くことなんですが。

清水さんは昔は神経質でテクノでかっこいい感じのアーティストだったのに最近は土方のおっさんみたいな芸術家になってきたので、僕は面白い!と思ってるんですが、いいのか?と思わないでもない、やはりスーパーアーティストですね。

ほぼ無駄話と実はしなくてよかったんじゃないかというカミングアウトっぽいことをして、この世界の片隅にも見て、この日(昨日)はそこそこよかった日じゃないかなと思って帰宅しましたよ。頭痛結構してたんですけどw

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